神戸弁 その2

今回の話題は「ソーレン」。

 

この「ソーレン」は「葬礼」、つまり「お葬式」を意味します。葬礼(そうれい)の「れい」が「れん」に訛って「ソーレン」。

古い時代の方言なので、今となってはあまり(というかほとんど)聞きません。

 

神戸独自の方言、というわけではなく、西日本においては割と使う(使ってた)地域は多いようです。

 

ちなみに、幽霊(ゆうれい)も同様に「ユーレン」と訛ります。

 

さて、なぜ今回「ソーレン」を話題にしたかというと、神戸のとあるわらべ歌(?)中に「ソーレン」が出てきたのを見かけた、というだけの理由。こんな歌です。

 

  負けていなんと勝っていね

  いんだらおかんの葬 (そう) れんよ

 

※載っていた本の題名を忘れました。分かり次第追記予定。

 

正直よくわからない歌です。共通語に直すと、

 

  負けて帰るのではなく、勝ってから帰れ。

  帰ったらお母さんの葬式だよ。

 

となります。いつ頃唄われていたのかもわかりませんし、一体どういうシチュエーションなのか。

 

今回はここまで。